ホスピス緩和ケア
緩和ケアとは、がんを主に治療困難な状態の患者様に対して、痛みや不快な症状を和らげ、患者様を含め、ご家族の苦しみや悩みに対してもケアにあたるところです。患者様が最期まで人間らしく、尊厳を持って有意義に過ごすことができるように援助します。
様々な専門家によるチームで身体的な苦痛を取り除くだけでなく、孤独感・不安などを軽減し、患者様とご家族が大切な時間をできる限り快適に過ごしていただけるようお手伝いします。
立花病院緩和ケア病棟では
患者様やご家族の皆さんが安心して緩和ケアを受けられ、患者様がその人らしい時間を過ごせるようにやさしさをもったケアを提供します。
- 痛みをはじめとする様々な症状の緩和をめざします。
- 患者様の価値観・考え方を尊重し、全人的ケアの提供をめざします。
- 患者様やご家族の心の支えとなれるよう寄り添い、安らぎを得られるようにケアの充実をはかります
- 患者様の生(命)を尊重し、死の過程を自然なものとして見守り、死を早めることも、遅らせることもしません。
- 地域との連携を充実させ、在宅緩和ケアを支援します。
緩和ケア病棟の理念
人としての尊厳を保ち、身体の苦痛を和らげ、心の苦しみと悲しみに寄り添い、いのちを大切にします。
ひとり一人の個別性と家族のつながりを尊重し、患者様がその人らしく、よりよく生きることができるようにチームで支援します。
入院までの流れ
お問い合わせ
まず、お電話ください。緩和ケア外来を予約させていただきます。
外来診察時間
緩和ケア外来は予約制です。お越しになる方は、ご家族だけでもかまいません。来受診後、病棟を見学していただくことができます。相談・見学だけでもうけたまわります。まずは、お電話ください。
毎週 月曜日・火曜日 ①10:30~ ②13:30~(完全予約制)
毎週 水曜日 ①10:00~ ②11:00~ ③13:30~ ④14:30~(完全予約制)
※病状に応じて臨時枠をもうけています。まずはお電話にてご相談ください。
お問い合わせ窓口:立花病院 地域連携課
TEL 06-6438-3761(代表)
電話相談 平日9:00 ~ 16:00
緩和ケアQ&A
- どんなことをしてくれるのですか?
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1.痛みや食欲不振、体のだるさ、吐き気など身体症状の緩和ケアをさせて頂きます。
2.不安、恐れ、孤独感などの精神的問題に対するケアもさせていただきます。
3.社会的、経済的な問題に対する相談、アドバイスをさせていただきます。
4.ご家族さまに対する精神的なサポートもさせて頂きます。
- 緩和ケアは治療をしてくれないところなのですか?
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患者さまの痛みや苦しみをやわらげるような治療を積極的に行います。がんに対する直接的な治療は原則として行いません。民間療法や代替療法をご希望の場合はご相談に応じます。
- 一般の病棟と何が違うのですか?
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1.緩和ケア病棟は明るく静かな環境を提供できるように工夫されており、病室は全室お部屋代無しで個室8室、2人部屋1室の計10床です。また広いロビーや台所、家族控え室など、静かで家庭的な雰囲気を心がけています 。
2.一般病棟よりも患者様に対する看護師の数が多く、より細やかなお世話ができるように配慮されています。医師や看護師のほか、理学療法士、作業療法士、薬剤師、栄養士などがチームを組んで、さまざまな面から患者さまのお世話をさせていただきます 。
- 本人が病名を知っている必要がありますか?
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必ずしも必要ではありませんが、知っている方が望ましいでしょう。緩和ケアを納得の上で受け止めるために、知っておられることは大切です。病名を知らないと入院できないということはございません。
- 緩和ケアについてもう少し詳しく知りたい場合はどうしたらいいですか?
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まずお電話ください。(電話:06-6438-3761)(代表)
担当者がご説明させていただきます。
ご希望があれば緩和ケア病棟をご案内させていただきます。
(見学をご希望の場合は予約が必要です。)
- 外出・外泊はできますか?
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外出・外泊は出来るだけご希望に応じます。症状が落ち着いていれば、退院することも可能です。
- 一般病棟より費用は高いのでしょうか?
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費用は通常の医療保険を使っての入院となりますので、一般の病棟と同じです。当院の緩和ケア病棟は、お部屋代をいただいておりませんので、むしろ一般の病棟の個室や2人部屋に入院される場合より安くなる可能性もあります。